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Q30 逆取得となるのはどのような場合ですか?

トランザクションサービスチーム


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A30

逆取得とは、一般に、企業結合の対価(株式)を交付した企業が取得企業とならない企業結合のことをいいます(企業結合会計基準20項)。
企業結合の方式ごとに見ると、以下のような場合は逆取得となります。
<合併>
逆取得となる吸収合併とは、存続会社が被取得企業となる合併(消滅会社が取得企業となる合併)のことをいいます。

<会社分割>
逆取得に該当する会社分割とは、会社分割により事業を承継する会社が被取得企、会社分割を行い承継会社の株式を受け取った企業が取得企業となる会社分割をいいます。
具体的には、分割会社(分離元企業)が承継会社の株式を受け取った結果、当該承継会社の支配を獲得する場合(子会社となる場合)が該当します。

<株式交換>
逆取得となる株式交換とは、株式交換完全親会社が被取得企業となる株式交換(株式交換完全子会社が取得企業となる株式交換)のことをいいます。