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SSBJ、2025年9月補足文書の公表

プライムジャパン・コンサルティング
会計情報リサーチ

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サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、2025年9月17日、 2025年9月補足文書(以下、「補足文書」という)を公表しました。

 

 

 

経緯

 

SSBJは、2025年3月5日、サステナビリティ開示基準(以下、「SSBJ基準」という)を公表しました。また、国際サステナビリティ基準審議会(以下「ISSB」という)が公表したIFRSサステナビリティ開示基準(以下「ISSB基準」という)に関する付属ガイダンスと教育的資料(以下、「教育的資料等」という)のうち、SSBJ委員会の了承を得たものを、2025年3月、2025年6月および2025年8月に補足文書として公表しています。

 

今般公表された補足文書は、2025年8月に続いて2025年9月の補足文書として公表されたものです。

 

 

概要

 

補足文書は、SSBJ基準を追加または変更するものではなく、SSBJ基準の適用にあたって参考となる文書です。したがって、補足文書の内容に従わない場合でも、SSBJ基準に準拠している旨を表明することができます。

 

今後もISSBが新たな教育的資料等を公表した場合、SSBJは補足文書の公表の要否について可及的速やかに検討を開始するとしています。

 

2025年9月に公表された補足文書の内容は、次のとおりです。

 

 

補足文書「ISSB基準の適用にあたっての予想される財務的影響に関する情報の開示」

 

本教育的資料は、気候関連のリスクおよび機会に関する予想される財務的影響についての情報の開示に焦点を当てています。

 

予想される財務的影響に関する情報は、短期、中期および長期にわたり財務諸表にどのような影響を与えることが見込まれるのかについて、補完的な視点を提供します。

 

本教育的資料は、次の3つのセクションで構成されています。

 

  • サステナビリティ関連のリスクおよび機会に関する現在のおよび予想される財務的影響についての、ISSB基準の開示要求の概要およびそれらの要求事項の根拠
  • 企業が予想される財務的影響に関する開示を作成するうえで役立つ ISSB基準のメカニズム
  • ISSB基準の適用にあたっての予想される財務的影響に関する情報の開示例

 

以上