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ASBJ、「修正国際基準の改正案」を公表

プライムジャパン・コンサルティング
会計情報リサーチ

2017/06/23

1.はじめに


企業会計基準委員会(ASBJ)は、2017年6月20日、修正国際基準公開草案第4号「『修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)』の改正案」(以下、「本公開草案」という)を公表しました。


ASBJは、2015年6月30日、「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」を公表しました。これは2012年12月31日までに国際会計基準審議会(IASB)により公表された会計基準および解釈指針(以下、「会計基準等」という)を対象としてエンドースメント手続を行ったものでした。


その後も、ASBJは、2013 年以降にIASB により公表された会計基準等をエンドースメント手続の対象として、2016年7月および2017年4月に修正国際基準の改正を行いました。本公開草案は、その後、IFRS第15号とこれに関連する改正会計基準、および2016年10月1日から2016年12月31日までにIASBより公表された会計基準等のうち、2017年12月31日までに発効するものを対象としたエンドースメント手続を経て、今般、公表されたものです。


コメント募集期限:2017年8月21日(月)


【修正国際基準】


修正国際基準



2.エンドースメント手続の対象となった会計基準等


本公開草案でエンドースメント手続の対象となったのは、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」とこれに関連する改正会計基準、および2016年10月1日以後2016年12月31日までにIASBより公表された会計基準等のうち、2017年12月31日までに発効するもので、具体的には、以下の会計基準等となります。


本公開草案での対象公表日
IFRS第15号2014年5月
IFRS第15号の発効日2015年9月
IFRS第15号の明確化2016年4月
IFRS第12号「他の企業への関与の開示」の修正2016年12月


3.「削除又は修正」の提案


エンドースメント手続は、IASBにより公表された会計基準等について、我が国で受入可能か否かを判断したうえで、必要に応じて一部の会計基準等について「削除又は修正」(エンドースメント)し、金融庁において指定する仕組みです。判断基準としては、①会計基準に係る基本的な考え方の相違、②実務上の困難さ、③周辺制度との関連等を勘案することとされています。その結果、本公開草案では、「削除又は修正」が提案されている項目はありません。



4.適用時期および経過措置


改正修正国際基準の適用時期および経過措置については、以下のとおり提案されています。

  • 公表日以後開始する連結会計年度から適用する。
  • ただし、公表日を含む連結会計年度から適用することができる。この場合、四半期連結財務諸表については、翌連結会計年度の四半期連結財務諸表から適用する。


以上



関連リンク:
・IFRSを巡る国内の動向と展望 No.2 ~GAAP差異と修正国際基準の意義(1)~
・IFRSを巡る国内の動向と展望 No.3~ GAAP差異と修正国際基準の意義(2)~
・ASBJ、改正「修正国際基準」を公表
・ASBJ、改正「修正国際基準」を公表



外部リンク:
修正国際基準公開草案第4号「『修正国際基準』の改正案」の公表